2023.08.09

【壁紙のキホン #3】壁紙の張り分け方

壁紙のキホン

こんにちは。

今回は壁紙のキホンシリーズ第3弾をお届けします。
壁紙を張る場所、張り分け方などを解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

壁紙はどこに張る？

壁紙はとても身近な内装材です。
普段あまり意識をすることは無いかもしれませんが建物の中にはたくさん壁があり、壁紙が張られています。

例えば新築でお家を建てる際は、玄関からリビング、ダイニング、キッチン、トイレや洗面所、廊下、
個室、ウォークインクローゼット、そして天井など非常に多くの箇所の壁紙を選ぶことになります。
（※内装材は壁紙以外の選択肢もあります）

壁は空間の中で大きな面積を占めており、色やデザインで空間の印象を大きく変化させます。
理想のインテリアをつくるためには、ぜひ壁が与える印象も考慮しましょう。

輸入壁紙=アクセントクロスではない

輸入壁紙といえばアクセントクロス（一面に柄物や色のついた壁紙を張る）のイメージが強いかもしれません。
ですがもともとは壁紙はお部屋全体に張るものですので、
輸入壁紙をアクセントクロスで使わないといけないという決まりはありません。
アクセントクロスにすることで空間の中でデザインが映えるので人気のある張り方です。

今回はさまざまな壁紙の張り分け方について事例を交えながらご紹介したいと思います。

さまざまな壁紙の張り分け方

①お部屋全体に同じ色・柄を張る

お部屋全体に同じ柄や同じ色の壁紙を張ったスタイルです。

左：S10147　右：S10188
お部屋全体が華やかになり、統一感のある空間となります。

左：221171　右：COTO82386109
無地やテクスチャー重視の壁紙もあります。
目指したいインテリアのスタイルに合わせて壁の色や素材感を選ぶことでより理想のイメージに近づけることができます。

【実際の施工事例】

②お部屋の一部に張る

お部屋の一部に輸入壁紙を張り、ベースとなる壁紙はシンプルにする張り分け方もあります。
壁紙の色やデザインを主役にした空間づくりを楽しむことができます。
（いわゆるアクセントクロスと呼ばれる張り方）

左：75510712　右：2210-164-03

【実際の施工事例】

1面に張るだけでも華やか。人気の張り分け方です。
ベースは白にしても色を取り入れても◎
色や素材との組み合わせを楽しんでみてください。

③複数の柄を組み合わせる

柄×柄を楽しむスタイル。
同じコレクションから似たテイストを選んで世界観を統一することもできますが、
柄の組み合わせは無限大です！自分だけの特別な空間を目指してみるのはいかがでしょうか。

左：1907-135-02　右：PEH0006/01

【実際の施工事例】

④上下に分けて張る

腰壁（腰パネル）を使用するパターン

左：S10160　右：CONI88410313
腰壁やタイルを使って上下で張り分けたスタイルは、トラディショナルな海外インテリアをイメージさせます。
憧れる方も多いはず！

上下で異なる壁紙を張るパターン

左：109/12056（腰下の壁紙：109/10045）　右：117/4011（腰下の壁紙：117/8023）
上下で異なる柄を張ることでより個性的なインテリアを楽しむことができます。
腰下にシンプルな壁紙を選んで腰壁風にすることもできます。

【実際の施工事例】

腰壁やタイルと張り分けた事例

こちらはテシードショールームの事例。実は腰壁に見えるものは壁紙なんです。
見切りにモールディングを回し、壁紙の色味に合わせて塗装しています。
腰上の柄：118/9018　腰下の柄：118/14033

こちらはボーダー（トリム）を使って張り分けた事例です。
細い幾何学模様のボーダーと腰壁のフェイクデザインのボーダーを組み合わせた事例

上はヒョウのデザイン。
腰下はモノクロのヒョウ柄が個性的な太めのボーダーを合わせています。