パリの人気観光スポット|歴史を感じるルーヴル美術館
こんにちは。
テシードの商品企画スタッフです。
フランスと言えば、皆さま何を思い浮かべるでしょうか?
「花の都パリ」とも呼ばれるように、素敵なイメージを連想される方も多くいらっしゃるのではないかと思います。
エッフェル塔、凱旋門、オペラ座、シャンゼリゼ通り、などなど見逃せない場所はたくさんあるのですが、
今回は展示会視察のためのパリ滞在中に半日時間を取ってルーヴル美術館を訪れました。
ルーヴル美術館は10年以上前に行ったきりだったので、新鮮な気持ちで見学ができました。
午前中にインスタライブなど仕事のタスクを完了させ、午後からいざルーヴル美術館へ。
せっかくならと美味しそうなお店を事前に調べておいたので(BISTROT BENOIT ビストロブノワ)、
美術館見学だけではなくランチも楽しみ!と思っていました。
しかし、40分くらい歩き回ってもお店を見つけることができず、さすがにもう歩けないしお腹空いた、と
力尽きてフードコートでランチをいただきました。
リゾット、美味しかったです。
ルーヴル美術館はたくさんの美術品が展示されているため、事前に見たいものを決めておくべき!ということで、
お昼をいただきながら作戦会議をしました。
お腹が満たされたところで、本格的にルーヴル美術館の見学スタートです。
まず1つ目のお目当て、ミロのヴィーナスに向かう途中、ちょっと優し気な表情にも見える石像を見つけました。
体は動物だけど、お顔は人間(みたいに見えますよね?)
不思議な像を見ながら進んでいくと、人だかりができていました。
ヘレニズム期の代表的なギリシャ彫刻、ミロのヴィーナス。
教科書で見たことのある作品が、こんなに間近で見られるなんて!
資料集でも後ろ姿は見られなかったかも、と思い正面からと後ろから撮ってみました。
現代文の授業で、「両腕を失っているからこその美しさ」のようなことをどなたかの文章で読んだ気がしています。
見る側の想像力が掻き立てられるからこその良さなのかもしれないですね。
個人的には、石像なのに体に纏っているのが「本当に布を巻いている」ように見えることに驚かされました。
ルーヴル美術館は元々宮殿だったため、その豪華な作りも必見です。
ふと天井を見上げると、「当然です」というように天井画やゴールドでのリッチな装飾が施されています。
続いては、こちらもヘレニズム期の彫刻、サモトラケのニケ。
なんだかとても神秘的な印象を受けました。
有翼の勝利の女神「ニケ」の像であると言われているので、
もしかすると試験などの願掛けにも良いかもしれません。
こちらも人気で、写真を撮っている方が大勢いらっしゃいました。
次のお目当てに向かう途中、ふと天井を見上げるとこちらにも素敵な天井画。
作戦通りに、事前にピックアップしていた見たい作品を順番に見て回っていたのですが、
「ここにも素敵なものがある!」と何度も足を止めてしまうので、じっくり鑑賞されたい場合は
最低でも1日はルーヴル美術館に充てていただくのが良いと思います。
作品だけではなく、内装も見ごたえがあります。
ルーヴル美術館に所蔵されている作品の中でも、群を抜いて有名っだと思われる、
レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」です。
なんとか頑張って撮影してみましたが、大人気のため少し後ろの方からズームで収めました。
以前ルーヴル美術館を訪れた時とは違う場所に展示されていました。
初めてモナリザの実物を目の前にしたときは、「思っていたよりも小さい絵なんだな」という味気ないものでしたが、
今回改めて展示室の大賑わいの様子も含めて鑑賞してみると、不思議なほほ笑みや、
モナリザのモデルとなった人物が本当は誰なのか?という謎など、
人々が気になってしまう要素が多いのも魅力のひとつなんだろなと思いました。
モナリザの向かいには、こんなに大きなサイズの絵画が展示されていました。
ルーヴル美術館で展示されている作品の中で、一番大きな絵だそうです。
パオロ・ヴェロネーゼの「カナの婚礼」。
キリストの最初の奇跡をテーマに作られたこちらの作品は、中央にイエス・キリスト、右隣には聖母マリア。
結婚式に参列したイエスが、水をワインに変えるという奇跡を見せた場面が描かれています。
ヴェネツィアの修道院の食堂に飾るために発注された作品だそうです。
サイズが大きすぎて、中々じっくりと見ることは難しかったのですが、隠されたモチーフなどもありそうですよね。
ここまで、「ルーヴル美術館と言えば」という作品を見てきましたが、
歴代の王侯貴族が実際に身に着けていた宝飾品などが飾られている「アポロン・ギャラリー」もぜひ見ていただきたいです。
豪華な内装も必見です。
こちらのアポロン・ギャラリーは、ヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」のモデルとなったそうです。
元々、ルーヴル美術館が宮殿だったということが伺えるゴージャスな内装ですね。
ルイ15世が戴冠式で使用した冠です。
こんなに近くで見ることができるなんて驚きです。
美しい宝飾品がたくさん飾ってあったのですが、個人的にはこちらのお写真の右下に展示されている
象さんが可愛らしくて好きでした。
まばゆいばかりの装飾品をたくさん見られるので、なんだか幸福度も上がるような気分で鑑賞できておすすめです。
ふと天井を見上げると、勇ましいおじいちゃん天使。
なぜだか気になる存在だったので、写真に収めてしまいました。
運良く「晴天」という言葉がぴったりのお天気の良い日だったので、青空と素敵な装飾。
写真を見返していくと、天井を撮っていることが多くて、
どこを見渡しても何かしらに目を奪われてしまうような場所でした。
当時の貴族の館や宮殿の室内が再現された展示室は、見ていてとても楽しかったです。
豪華な暮らしぶりが見て取れるようですね。
シノワズリやオリエンタルな雰囲気もある調度品の数々。
当時の人々は、生活の中で遠い国に思いを馳せたりしたのでしょうか。
「N」と大きく記されているので、お気づきの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ナポレオンの玉座が展示されていました。
残念ながら工事中のため見学が叶わなかった「ナポレオン3世のアパルトマン」、
もしまたルーヴル美術館を訪れる機会があったら見てみたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
shino
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