インテリアの最新トレンドを本場パリで調査! パリ・デコオフ2024

イベント
壁紙の魅力

こんにちは。
テシードの商品企画スタッフです。

壁紙ブランドの新作チェックはもちろんですが、インテリア全体のトレンドを把握する目的で、
1年ぶりにパリに行ってきました。

Paris Déco Off 2024

Paris Déco Offとは

パリで開催されるデコオフという展示会は、ファブリックや壁紙ブランドが
それぞれのショールームで新作を展示し、世界中のバイヤーが集まります。

常設のショールームだけではなく、デコオフ期間だけアートギャラリーなどを貸し切って
デコレーションされていたりするので、各ブランドとても気合いが入っている展示会です。

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デコオフ会場全体から見えてくるトレンド

2024年のデコオフ会場全体から見えてくるトレンドとして、「シックなカラフル」が挙げられます。
ビビッドカラーで目にも鮮やかなカラーではなく、
落ち着いたトーンでありつつも多色使いのデザインが多く見られました。

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印象に残った展示

CASAMANCE(カサマンス)

今回のデコオフ会場では、特にCASAMANCE(カサマンス)のショールームが印象に残りました。
まずはショールームの立地。
通りの角に位置しており、遠くからでも目立ちます。

そして、新作のファブリックを贅沢に使ってドアの周りを装飾しており、
思わず「なんだろう」と引き込まれてしまうような華やかさがありました。
ショールームの中もとても素敵な装飾でした。

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展示ではファブリックを使って作られた鳥やサボテン、植物が立体的で目を引きます。

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奥に進んでいくと、日本をモチーフにした壁画が施工されており、
CASAMANCEらしいシックな雰囲気でまとまっていました。

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今回のデコオフでは、ところどころに日本からインスパイアされたデザインが見受けられ、
引き続き日本モチーフは人気なようでした。

Cole&Son(コールアンドサン)

続いては、英国王室御用達ブランドCole&Son(コールアンドサン)のショールームです。

ショールーム内ではハープの演奏がされていて、全体的にとてもラブリーな雰囲気でした。

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「ハミングバード」という18世紀に作られた木版プリントのデザインが元になっており、
クラシカルで可愛らしい雰囲気が魅力的です。
既にTECIDOでも取り扱いのあるデザインですが、今回新色を加えて発売になるそうです。

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お土産には、Cole&Sonの刻印つきラデュレのマカロンが2個入っていて、
それぞれローズとバニラのフレーバーでした。

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今回のショールームのコンセプトをCole&Sonの社長から教えていただきました。

東京にある「オートクチュールカフェ」を訪れた際に感銘を受け、
今回のショールームのインスピレーションの源となったとのことです。

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de Gournay(ドゴネー)

最後に、まるで美術館のような世界観が広がる、オートクチュールの壁紙ブランド
de Gournay(ドゴネー)をご紹介します。

お客様のオーダーを受けてから、職人さん達が1点1点手描きや刺繍を施して完成させる壁紙は、
それこそ世界で1点だけの特別な壁紙です。

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ショールームのディスプレイからも「和」の雰囲気が伝わってきます。
一歩ショールームの中に足を踏み入れると、高級感のある雰囲気に圧倒されました。

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de Gournayは壁紙だけでなくファブリックや陶磁器も手がけているため、
一緒にディスプレイされることでより世界観を確立しているように見えました。

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全体的にとてもラグジュアリーな空間で、まるで美術品を「鑑賞している」
かのような優雅な時間が流れていました。

こちらは常設のショールームのため、パリに行く機会がありましたらぜひ訪れていただきたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

shino