美術ファンにおすすめ！アートな壁紙特集
秋真っ盛りの11月。
涼しく過ごしやすい気候になってきましたね。
東京では美しく色づいた木々が街を彩りはじめました。
東京ショールーム近くの風景（明治通り）
秋といえば、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋...と色々ありますが
芸術の秋！こちらも外せません。
各地の美術館では沢山の展覧会が目白押しですよね。
気候の良い秋にお出かけして美術鑑賞...
なんて優雅な休日の過ごし方はいかがでしょうか。
今回は芸術の秋にちなみ、アートな壁紙を特集したいと思います。
壁紙はインテリアを彩る装飾デザインの一つ。当然アートとのつながりも深いです。
様々な芸術運動からインスピレーションを受けて作られたコレクションが沢山あります。
早速ジャンルごとにご紹介していきましょう。
アートな壁紙コレクションたち
1.アーツアンドクラフツ
『アーツアンドクラフツ運動とは』
1880年代にイギリスの詩人・思想家・デザイナーであるウィリアム・モリスが主導して起こった
デザイン運動。
産業革命の後、商業主義による大量生産により粗悪な商品が溢れる中、中世の手仕事の美しさや職人技を基礎とし、生活の美化を目的とする「民衆の芸術」運動が起きた。
モリスはアート・ディレクターとしてステンドグラス、刺繍、カーペット、壁紙など、モリス商会の商品を開発した。生活と芸術の一致を目指した。
アーツアンドクラフツの影響が見れらるコレクション
POSY ブランド：Eijffinger (オランダ)
アーツアンドクラフツからインスピレーションを受けたコレクション。
クラシカルな柄に現代的にアレンジを加えたエレガントなデザインは、
モダンなインテリアにもマッチします。
※一部商品は国内在庫コレクション「TECIDO select」にも収録しています。
Arts＆Crafts ブランド：YORK (アメリカ)
アーツ・アンド・クラフツ運動のビジョンに敬意を示したコレクション。
デザインのパイオニアであるC.F.A.ボイジーが制作したアーカイブや
オリジナルアートからインスピレーションを得たデザインが特徴。
2.アールデコ
『アールデコとは』
1920年代にヨーロッパやアメリカで流行した装飾様式。
1925年のパリ万国装飾美術博覧会をきっかけに世界中に広がった。
アール・ヌーヴォーは植物を思わせる曲線を多用した有機的なデザインであったが、
アールデコは進歩した文明の象徴である機械を思わせる装飾を排除した機能的・実用的なフォルムが特徴。
キュビズム、バウハウス、エジプト美術、日本や中国などの東洋美術など
古今東西からの様々な文化からの影響が見られる。
アールデコの影響が見れらるコレクション
ELODIE 1838WALLCOVERINGS (イギリス)
1920年代と30年代のアールデコは、様々なスタイルと職人技、豪華な素材がミックスされていました。
そこから着想を得て、現代的にアレンジされたデザインは上品かつ個性的。
サーフェイスプリントやメタリックインクなどを使用し、美しい質感のある仕上がりになっています。
※一部商品は国内在庫コレクション「ESPOIR+」にも収録しています。
DELTA CASAMANCE (フランス)
アールデコスタイルからインスピレーションを受けたコレクション。
落ち着いたトーンの幾何学柄を多数収録。
マットインク、メタリックインクを使用することで、デザインに深みを与え、
ラグジュアリーモダンな空間を演出します。
3.ミッドセンチュリー
『ミッドセンチュリーとは』
アメリカを中心に1940～60年代に起こった、インテリア・プロダクト・グラフィックデザイン・
建築・都市開発におけるデザインムーブメントのこと。
曲線的でシンプルなデザイン、ポップなカラー、自由で斬新な雰囲気が魅力。
レトロフューチャーと表現されることもあり、現在でも人気のあるスタイルです。
ミッドセンチュリーの影響が見れらるコレクション
BOLD Eijffinger (オランダ)
「ミッドセンチュリーモダン」がテーマ。
1950年代のクラシックなスタイルを現代的にアレンジ。
グラフィカルに描かれた大胆な幾何学柄がインテリアを彩ります。
PERCEPTION CASADECO (フランス)
オプアートで知られるフランスの芸術家「ヴィクトル・ヴァザルリ」へのオマージュ。
一見するとシンプルな幾何学柄ですが、不連続性や形状の面白さ、豊かな質感などで遊びを持たせ
お部屋に神秘的な印象を与えてくれます。
※一部商品は国内在庫コレクション「TECIDO select」にも収録しています。
4.絵画的なコレクション
ここではより芸術に直結しているコレクションを紹介します。
有名画家や美術館などからインスピレーションを受けて生まれたアートな壁紙たちは
壁紙というよりは壁面アートといった雰囲気。
美術ファンには必見のコレクションたちです。
絵画から影響を受けたコレクション
MASTERPIECE Eijffinger (オランダ)
オランダのアムステルダム国立美術館にある、レンブラント、ゴッホ、フェルメールなどのオランダの巨匠の絵画から
インスピレーションを受けて制作したコレクション。
MUSEUM Eijffinger (オランダ)
「美術館」がテーマ。壮大に描かれた鳥や花の壁紙でお部屋を芸術作品に。
古典的なエレガンスと現代が融合した重厚なコレクション。
※一部商品は国内在庫コレクション「ESPOIR+」にも収録しています。
Huset i Solen collection SANDBERG (スウェーデン)
スウェーデンの有名な芸術家であるカール・ラーションとカーリン夫妻に敬意を表したコレクション。
どのデザインも物語性があり、愛に満ち溢れたスウェーデンの家を生き生きとさせています。
今回はアートな壁紙をテーマに、
様々な芸術からインスピレーションを受けた壁紙コレクションを紹介してきました。
ここ数年は特にアーツアンドクラフツやアールデコのデザインが再流行し
現代的にアレンジされた壁紙コレクションを良く見かけるようになってきました。
現代に生きる私たちから見てもとても新鮮で魅力的なデザインですよね。
本当に良いデザインは時代を経て繰り返されるものです。
今回ご紹介したような芸術的な壁紙は、単に部屋の装飾としてだけでなく
壁面アートとしても楽しめるものだと思います。
絵を飾るように壁紙もアートとして楽しんでみてくださいね。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
minori
