動植物の詩的な世界 CASAMANCE「ORPHEE」

商品紹介
壁紙の魅力

今年初めにパリで行われたDECOOFFでも注目を浴びていたCASAMANCEの「ORPHEE」。
こちらフランスの有名な詩集から影響を受けている、という一風変わったコレクションです。
個性の光る、とてもすばらしいコレクションですので今回ご紹介させていただきます。

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まずはインスピレーションの元となった詩集から。
フランスの詩人アポリネールの「Cortege D'Orphee」という、木版画を添えた詩集からインスピレーションを受けています。
その挿絵を手掛けたのは光の魔術師とも言われているフランス人画家「ラウル・デュフィ」。
デュフィは日本ではあまり有名ではありませんが、フランスではシャガールと並ぶ巨匠です。
1月の海外出張ではパリ近代美術館にて代表作である「電気の妖精」を鑑賞することができました。
とーっても美しく、めまぐるしく混じり合う色彩に包まれ、圧倒されました。

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私自身デュフィのファンということもあり、この詩集がとても気になり、日本版で1970年代に発行された「動物詩集」を古本で購入してみました。(オリジナルは1911年)
詩ごとにそれぞれの動物の木版画が載っています。
力強くシンプルな木版画は原始的な民族芸術を思わせます。

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モデルになった木版画はモノクロでしたが、この壁紙は色彩がとっても豊か。
CASAMANCEのアレンジが加わり、モダンで洗練された、アート要素の強いコレクションとなっています。
今年のインテリアトレンドとして「マルチローカル」が注目されていますが、こちらにもぴったりあてはまります。
カラーは近年人気の落ち着きのあるニュアンスカラー。 トレンドを絶妙に取り入れながらも独特の個性が光ります。

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木版画がモデルということもあり、輪郭線が太目ではっきりした線が印象的。
力強い線がのびのびとした印象で、動植物が生き生きと見えます。
その線を生かすようなプリント技法も見事です。
基本はマットインク。所々のアクセントにメタリックインクが使用されていています。
マットと光沢という異なる質感が組み合わさった豊かな表現となっています。
また色彩にもとても深みがあり、海と森の奥深くをイメージさせるような、豊かな配色も魅力です。

写真で伝わりますでしょうか?質感が分かるようアップで撮ってみました。

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このように、「ORPHEE」はフランスの有名な詩人と画家の合作である貴重な詩集から影響を受けて制作されたという芸術要素の強いコレクションです。
こういった背景もあって自然と人の目を引くのでしょう。
近年は、環境問題やサスティナブルへの関心の高まりから、インテリア業界においても植物柄や動物柄が注目されています。
こちらも動植物モチーフではありますが、インスピレーション元からも分かるように、他とは一線を画す、個性の光るすばらしいコレクションです。

決して無難なデザインではないけれど、上質な個性を求める方にはぴったりだと思います。
空間をぐっと引き締めるようなデザインばかりです。 CASAMANCEなので個性的でも気品が感じられるんですよね。
私自身、家のどこかに張りたい!と構想しているところです。※2020年11月、自宅トイレに張り替えました。→こちら

実物の見本帳は東京ショールームにございます。
気になった方はぜひご予約してご来訪ください。(ご予約はこちらから)



▼ ORPHEEは商品ページで詳しくご覧いただけます



▼ 見本帳動画もアップしていますのでご覧ください






今回はアート要素の強い、個性豊かなコレクションを紹介させていただきました。
それでは、また。

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