海外出張レポート!ANSTEY 壁紙工場見学編

壁紙の魅力

イギリスのWallpaper Factoryの「Anstey」を見学してきました。

こちらの工場の特徴は、なんといってもその高い印刷技術!
Cole&Sonをはじめ、Sanderson、MORRIS、ZOFFANY、DESIGNERS GUILDなどなど、数々の有名ブランドから信頼され、依頼を受けています。

こちらの工場ではグラビア印刷が全体の約60%を占めるそうで、週に平均で50,000本もの出荷数になるのだそう。
グラビア印刷のものだけでもシリンダーの数はなんと6,000本以上あるとのこと。
その保管場所も見せていただきましたが、大きなシリンダーがずらっと並ぶ様は圧巻でした。

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サンプル制作の試作ルームも見学させていただきました。
職人さんたちが指示書を見ながら本番と同じように刷り上げていきます。
顧客の望む色に近づけるのは根気のいる作業。
ここで色々なスペシャルインク(レイズドインク等)で技術的なチャレンジも行うそうです。
壁紙のデザインを最大限生かすために印刷技法の追求には努力を惜しみません。

高い印刷技術はもちろん、作業効率化のためのオフィスの構成にも感心しました。
各ブランドごとに担当が付き、壁紙の技法やカラーなど細かい仕様を決めていくそうです。
同じデザインでも印刷で雰囲気ががらりと変わるのでとっても重要ですよね。

また、貴重なブロックプリントの木型のアーカイブも見せていただきました。
壁紙の最古の印刷技法「ブロックプリント」。
一つ一つずらしながらのプリントで大変な手間がかかります。
かすれやにじみで一つ一つ個性や味わいが出ます。

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木型のアーカイブは圧巻でモリスだけでも800もあるそうです。
一つ一つ繊細な模様が手彫りされています。
ブロックプリント は 現在ではウィリアム・モリスや宮殿などの特別なプロジェクトで使用されているそう。
とても貴重なものを見せていただき、さらに触らせてもいただき大満足です!

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そのほかにもフレキソ印刷やサーフェスプリント、グラビア印刷のマシンが実際に稼働しているところを見学したり、写真にはありませんが、最終工程のパッケージのマシンも見学できました。

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中でもサーフェスプリントのマシンは迫力がありました。まるで大きな歯車のような見た目で、すごくかっこいいんです!
日本ではまず見ることのできない貴重なマシンです。

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最後に豪華なランチを用意していただき、マネージャーのサブリナさんと色々とお話ししながらおいしくいただきました。

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隅々まで丁寧に色々案内していただき、たくさんの情報&資料を得ることができて大変貴重な経験でした。
また、製造工程を知ることで、壁紙に対する愛着もさらにアップしました

Mino